上まぜ(おまかせ)2皿目(中央市場 ゑんどう (ちゅうおういちば えんどう))の口コミ/評判メニュー情報2食べたい3.2¥1,000中央市場 ゑんどう (ちゅうおういちば えんどう)モーニング寿司おまかせレビュー一覧(1)suna85.02023/9/1#寿司#寿司屋 #中央市場 #つかみ寿司 #上まぜ #おまかせ #人気店 #有名店 #モーニング寿司#大阪 #野田ベストオブ“回らない気取らない美味しい寿司屋”「朝ラー、したいなぁ」「いや、朝寿司しようかなぁ」ベッドの上で葛藤が始まる。大抵は我慢して、普通に朝を迎えるのだが、今日は我慢が出来なくなり、いきなり起きてヒゲを剃ってから、自転車で中央卸売市場に向かうことにした。この店のお寿司を食べるために。中に入ると、先客が2組4人いました。母娘らしい二人はテーブル席、男性二人はカウンターの奥側に並んで座っていた。私がピン客と知ると、店の女性スタッフはカウンター席に案内してくれた。「1枚お願いします。赤だしも」今回は常連っぽく、自然に頼むことが出来た。『初めて、1枚』若い方の板さんは、奥にいるらしい板さんに注文を通した。一瞬「初めて?」と思ったのですが、実はこれが重要なキーワードだったのだ。1枚、と言うのは一皿と言い換えられ、「おまかせ寿司(上まぜ)一皿」という意味になる。横長の四角い陶器の皿に、5種類の握り寿司(軍艦もあり)が乗っていて、その種類は店に"おまかせ"なのだ。どのネタも、さすが市場内という感じで、新鮮で大ぶり。ご飯がかなりゆるく握られており("つかみ寿司"と言うらしい)、箸では崩れてしまいちゃんと食べられず、自然に手で食べることになる。醤油は刷毛で垂らすように塗り、握りを三本の指を使って皿からフワリとすくうように持ち上げ、上から口中に落とすようにして食べるのだ。この食べ方に慣れてくると、なんとなく食べるという行為に快感をおぼえて来るから不思議。インド人はいつもこんな快感を味わって食べているのか。さて、入店した時は前回と同様に1枚で終わりつもりだったが、何気にカウンター席に座っていた男性の会話を聞いていたら、こんな感じのセンテンスが。「oh! MATSUTAKE、its a japanese mushroom」こんな風な英語を大声で話していたのは日本人ですが、相手は東南アジア系のインバウンドらしき人。そして、寿司とかこの店のこと、あるいは大阪各地の解説を流暢な英語で話していたのだ。二人がどういう関係かはわからないが、とにかく日本人の方のノリは、かなりのハイテンションで、逆に外国人の方が物静かに思えてしまうじょど。(え? 松茸? 私のにはないぞ?)実は、これがトラップだったのだ。おまかせ寿司は、5種類の組み合わせがお店まかせなのだが、追加するたびに種類が変わって行くのだ。おそらく、1枚目、2枚目、3枚目とそれぞれ種類が決まっていて、だから注文を通すときに「何枚目」かが重要なキーワードになっていたのだ。ネタがかぶらないようにするためだろうことは推測できる。そして、これがこの店の商売のポイントだったわけ。今風に言えば「ビジネスモデル」の一種ではないだろうか。私のようなピン客でも、周りで食べている人の前に出てきた寿司を見て、それが美味しそうだと、自分も追加してみようかと思ってしまう可能性があるから。今回の私のように。これが、二人以上だと顕著になるのではないだろうか。自分は量を食べないけど、同行者が追加して食べていると、それ美味しそう、などと興味が湧いて、つい頼んでしまう、みたいな感じで。グループの中に大食いの人がいると、つられてしまうわけ。もちろん「おまかせ」以外のメニューもあるが、壁などには掲示されておらず、メニュー表はあるものの、オススメのネタなどは不明で、自分で指定する必要があり、結局「おまかせ」になってしまうのである。なかなかいいアイデア(自然にこうなったのか意図的なのは別として)だと思った。そして、やっぱり美味しかった。店舗情報中央市場 ゑんどう (ちゅうおういちば えんどう)大阪府大阪市福島区野田1-1-86 大阪市中央卸売市場本場今日05:00~14:00野田 / 阿波座 / 玉川0664697108
#寿司#寿司屋 #中央市場
#つかみ寿司 #上まぜ #おまかせ
#人気店 #有名店 #モーニング寿司
#大阪 #野田
ベストオブ“回らない気取らない美味しい寿司屋”
「朝ラー、したいなぁ」
「いや、朝寿司しようかなぁ」
ベッドの上で葛藤が始まる。大抵は我慢して、普通に朝を迎えるのだが、今日は我慢が出来なくなり、いきなり起きてヒゲを剃ってから、自転車で中央卸売市場に向かうことにした。この店のお寿司を食べるために。
中に入ると、先客が2組4人いました。母娘らしい二人はテーブル席、男性二人はカウンターの奥側に並んで座っていた。私がピン客と知ると、店の女性スタッフはカウンター席に案内してくれた。
「1枚お願いします。赤だしも」
今回は常連っぽく、自然に頼むことが出来た。
『初めて、1枚』
若い方の板さんは、奥にいるらしい板さんに注文を通した。一瞬「初めて?」と思ったのですが、実はこれが重要なキーワードだったのだ。
1枚、と言うのは一皿と言い換えられ、「おまかせ寿司(上まぜ)一皿」という意味になる。横長の四角い陶器の皿に、5種類の握り寿司(軍艦もあり)が乗っていて、その種類は店に"おまかせ"なのだ。どのネタも、さすが市場内という感じで、新鮮で大ぶり。
ご飯がかなりゆるく握られており("つかみ寿司"と言うらしい)、箸では崩れてしまいちゃんと食べられず、自然に手で食べることになる。醤油は刷毛で垂らすように塗り、握りを三本の指を使って皿からフワリとすくうように持ち上げ、上から口中に落とすようにして食べるのだ。この食べ方に慣れてくると、なんとなく食べるという行為に快感をおぼえて来るから不思議。インド人はいつもこんな快感を味わって食べているのか。
さて、入店した時は前回と同様に1枚で終わりつもりだったが、何気にカウンター席に座っていた男性の会話を聞いていたら、こんな感じのセンテンスが。
「oh! MATSUTAKE、its a japanese mushroom」
こんな風な英語を大声で話していたのは日本人ですが、相手は東南アジア系のインバウンドらしき人。そして、寿司とかこの店のこと、あるいは大阪各地の解説を流暢な英語で話していたのだ。二人がどういう関係かはわからないが、とにかく日本人の方のノリは、かなりのハイテンションで、逆に外国人の方が物静かに思えてしまうじょど。
(え? 松茸? 私のにはないぞ?)
実は、これがトラップだったのだ。おまかせ寿司は、5種類の組み合わせがお店まかせなのだが、追加するたびに種類が変わって行くのだ。おそらく、1枚目、2枚目、3枚目とそれぞれ種類が決まっていて、だから注文を通すときに「何枚目」かが重要なキーワードになっていたのだ。ネタがかぶらないようにするためだろうことは推測できる。そして、これがこの店の商売のポイントだったわけ。
今風に言えば「ビジネスモデル」の一種ではないだろうか。
私のようなピン客でも、周りで食べている人の前に出てきた寿司を見て、それが美味しそうだと、自分も追加してみようかと思ってしまう可能性があるから。今回の私のように。これが、二人以上だと顕著になるのではないだろうか。自分は量を食べないけど、同行者が追加して食べていると、それ美味しそう、などと興味が湧いて、つい頼んでしまう、みたいな感じで。グループの中に大食いの人がいると、つられてしまうわけ。
もちろん「おまかせ」以外のメニューもあるが、壁などには掲示されておらず、メニュー表はあるものの、オススメのネタなどは不明で、自分で指定する必要があり、結局「おまかせ」になってしまうのである。
なかなかいいアイデア(自然にこうなったのか意図的なのは別として)だと思った。そして、やっぱり美味しかった。