トンカツ(精養軒 (セイヨウケン))の口コミ/評判メニュー情報1食べたい3.1精養軒 (セイヨウケン)ランチディナートンカツレビュー一覧(1)suna84.02023/8/29【大阪住み時のリピート店】実は、この店は2年ほど前から気になっていた。自室からはほんの数分で行ける距離感だが、ロケーション的には前を通ることがなく、でも、その外観が"素晴らしく"、たまに昼間に前を通っても、営業しているのか否かが分かりずらいのだ。今回は、やっと意を決して、夜におじゃますることにした。夜なら看板の照明が点いていたり、店内から灯りが漏れていて、営業中だという事が明白だからだ。満を持して入口のドアを開けた。(あ、失礼!)まるで、トイレの個室を不用意に開けて、中に人がいた時と同じ気分を味わったのだ。入口の目の前にはテーブル席があり、そこにご主人がくつろいでいたからです。当然ながら先客はいない。(と言うか、結局この後も客は来ず、貸切状態だった)「こんばんは、昨日の夜に覗いた者ですが」『あぁ、昨夜の方ね。今日は大丈夫だから。夜は客が来ないと思ったら、早めに閉めちゃうんでね』かなり話しやすい、いい人なご主人と、奥さんと思しきお二人での営業らしい。今回の私のように客が一人の場合は、奥さんの出番はほとんどなさそう。調理係はご主人で、忙しくなければドリンクの用意から盛り付け、配膳までを一人でこなしていた。『食事は何にしましょうか。右側がご飯付きで、左側が単品になります』壁に掲示されているメニューの方を見ながら、ご主人が説明してくれる。ぱっと見はそういう事は読み取れないメニューで、でも、それでも問題はないほど、シンプルなリストとなっている。「今夜はトンカツトンカツしたものが食べたいので、この左側のトンカツをください」『ご飯なしですね』「はい、この歳になって、白飯は控え目にしてるんです。あと、トンカツの肉は厚めでお願いできますか?」『分かりました。お待ちくださいね。今から火を入れますから』どうやら、厨房の火を落としていたようです(余熱はかけていたようだが)。まあ、時間はたっぷりある。テーブル席が1つ3人分、カウンター席が7人分あり、見かけ上の定員は10人らしいだが、10人も入ったら息苦しいと思う。しかもカウンターの上には色々と置かれていて、客が来たら片付ける感じなので、通常は5人程度が想定されてそうだ。厨房やご主人の製造パワーもそのくらいが限度だと思われる。(実際、私がメニューを見ながら「カレーはないの?」と何気に聞いたら、『厨房の能力が低くて諦めたんですよ』と言っていた)『お待たせしました』トンカツがシンプルな白い洋皿に、付け合せと共に綺麗に盛られて配膳された。かかっているソースは、デミグラスのようです。まさに、THE洋食という感じのビジュアルだ。リクエスト通り肉厚だ。『こちらの辛口ソースをお好みで。あとテーブルの隅にあるのはウスターソースです』とにかくトンカツの衣が素晴らしい。薄くはないのだが、言葉では言い表せない出来、しいて言えば"パリパリ"なのだ。食べるというかカジる、という方が正解かも。こんな衣のトンカツは、無駄に長い人生で初めてだった。「この衣、すごいですね。初めて食べました」『そうですか。うちでは長年それでやってますので。他店の料理は気にしたことがありませんし』「お肉も美味しいし、病みつきになりそうですよ」夢中で食べ始める私は無言になった。(うむ〜これが長年の成果物なんだ、伊達に長く店をやっていない証拠なんだ) 私は、分厚いトンカツが刺さったフォークを握りしめながら、そう思った。#とんかつ #厚切り#マイベスト #洋食屋 #洋食#リピートしてるお店 #昭和感# #大阪 #野田 #野田阪神店舗情報精養軒 (セイヨウケン)大阪府大阪市福島区玉川4-10-16今日11:30~20:30野田 / 海老江 / 中之島 / 野田 / 野田阪神 / 玉川0664411447
【大阪住み時のリピート店】
実は、この店は2年ほど前から気になっていた。自室からはほんの数分で行ける距離感だが、ロケーション的には前を通ることがなく、でも、その外観が"素晴らしく"、たまに昼間に前を通っても、営業しているのか否かが分かりずらいのだ。
今回は、やっと意を決して、夜におじゃますることにした。夜なら看板の照明が点いていたり、店内から灯りが漏れていて、営業中だという事が明白だからだ。
満を持して入口のドアを開けた。
(あ、失礼!)
まるで、トイレの個室を不用意に開けて、中に人がいた時と同じ気分を味わったのだ。入口の目の前にはテーブル席があり、そこにご主人がくつろいでいたからです。当然ながら先客はいない。(と言うか、結局この後も客は来ず、貸切状態だった)
「こんばんは、昨日の夜に覗いた者ですが」
『あぁ、昨夜の方ね。今日は大丈夫だから。夜は客が来ないと思ったら、早めに閉めちゃうんでね』
かなり話しやすい、いい人なご主人と、奥さんと思しきお二人での営業らしい。今回の私のように客が一人の場合は、奥さんの出番はほとんどなさそう。調理係はご主人で、忙しくなければドリンクの用意から盛り付け、配膳までを一人でこなしていた。
『食事は何にしましょうか。右側がご飯付きで、左側が単品になります』
壁に掲示されているメニューの方を見ながら、ご主人が説明してくれる。ぱっと見はそういう事は読み取れないメニューで、でも、それでも問題はないほど、シンプルなリストとなっている。
「今夜はトンカツトンカツしたものが食べたいので、この左側のトンカツをください」
『ご飯なしですね』
「はい、この歳になって、白飯は控え目にしてるんです。あと、トンカツの肉は厚めでお願いできますか?」
『分かりました。お待ちくださいね。今から火を入れますから』
どうやら、厨房の火を落としていたようです(余熱はかけていたようだが)。まあ、時間はたっぷりある。
テーブル席が1つ3人分、カウンター席が7人分あり、見かけ上の定員は10人らしいだが、10人も入ったら息苦しいと思う。しかもカウンターの上には色々と置かれていて、客が来たら片付ける感じなので、通常は5人程度が想定されてそうだ。厨房やご主人の製造パワーもそのくらいが限度だと思われる。(実際、私がメニューを見ながら「カレーはないの?」と何気に聞いたら、『厨房の能力が低くて諦めたんですよ』と言っていた)
『お待たせしました』
トンカツがシンプルな白い洋皿に、付け合せと共に綺麗に盛られて配膳された。かかっているソースは、デミグラスのようです。まさに、THE洋食という感じのビジュアルだ。リクエスト通り肉厚だ。
『こちらの辛口ソースをお好みで。あとテーブルの隅にあるのはウスターソースです』
とにかくトンカツの衣が素晴らしい。薄くはないのだが、言葉では言い表せない出来、しいて言えば"パリパリ"なのだ。食べるというかカジる、という方が正解かも。こんな衣のトンカツは、無駄に長い人生で初めてだった。
「この衣、すごいですね。初めて食べました」
『そうですか。うちでは長年それでやってますので。他店の料理は気にしたことがありませんし』
「お肉も美味しいし、病みつきになりそうですよ」
夢中で食べ始める私は無言になった。(うむ〜これが長年の成果物なんだ、伊達に長く店をやっていない証拠なんだ) 私は、分厚いトンカツが刺さったフォークを握りしめながら、そう思った。
#とんかつ #厚切り
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#リピートしてるお店 #昭和感
# #大阪 #野田 #野田阪神