特製つくね(たこきち )の口コミ/評判

レビュー一覧(1)

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  suna8

  4.02023/9/10

  #串焼き屋 #居酒屋

  #つくね

  #大阪 #野田 #野田阪神

  「ところで大将、もう何万回も聞かれていると思うんだけど、この店の名前は何で"たこきち"なんですか？」

  たこ焼き屋じゃないのに"たこきち"って普通に考えたらオカシイと思う。それは誰でもだと思うわけ。

  『多幸◯って知ってる？ 大阪の◯◯の』

  「いや、知らないけど」

  と、私はさっきつくねを食べていた男性にも「知ってる？」とフったら、その人も『知らないですね』と言っていた。私も雑学的にそれなりに知識は持ってるつもりだが、"我輩の辞書に多幸◯はない"状態。

  (注: ◯は伏せ字ではなくて、単に憶えてないだけ)

  大将は続けた。

  『この店の屋号は大正時代からあるもので、元々は、多い幸せと書いてたこ、その後に漢字の吉を付けた"多幸吉"というのが正式なんですよ』

  「なるほどね」

  『多幸はめでたい文字の組み合わせですからね。昔の屋号はそういうのが結構多かったと思いますよ』

  「でも、"たこきち"だと間違う人も多いでしょう、たこ焼き屋と」

  『まあねぇ。以前、女子学生がたこ焼きくださいって入ってきたことがありましたけどね』

  「ありそうな話ですね。あともう一つ聞いていい？」

  忙しい大将のジャマをする相変わらずのオヤジ。

  「私は個人的に、焼き鳥の二本縛りは好きじゃなく、この店の一本から注文可ってのが気に入ったんですよ」

  『これは時代の流れでしょうね。以前、ある店が４本縛りをやってたんですが、やっぱりというかつぶれましたよ』

  「へぇ、そういう厳しい時代なんでしょうかね。好みの多様性と言うか、財布の紐が堅くなっていると言うか…」

  とかなんとか、いつものように店の人間を話し相手にして、呑み食いするオヤジ一匹だった。

  ということで"この店のいいとこ"まとめ。

  ①「飲みすけセット」がジャストフィット

  ② 焼き鳥の二本縛りがないこと

  ③ 税込表示であること

  ④ 店主がまじめで話しやすい人

  ⑤ もちろん料理が美味しいこと

  以上。