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ポークソテー丼 あたまライスver.(きくの)の口コミ/評判

レビュー一覧(1)

  • ポークソテー丼 あたまライスver.(きくの)
    aratakondoaratakondo
    3.02020/3/18

    須坂市「きくの」あたまライス

    場所 長野県須坂市須坂1453-11 ぱるぱるストリート 1F

    電話 不明

    駐車場 あり

    バリアフリー △

    

    あたまライス

    なる耳慣れない言葉を知ったのはごく最近のことだ。東京 築地市場に現在は閉店されてしまった某食堂の名物であったそうだ。あたま、といえばブリ・ハマチ・鮭といった大型魚のアラを使ったものであるかと思ったのだがそれはまったく違い、かつ丼を定食に直したもの。惣菜とご飯がセパレートされた一般的に「かつ煮定食」と称されるものだったのだとか。別名を冠してわざわざ分かりづらくするところなど、雅な文化的な香りが漂ってくるかのようだ。

    

    あたまライスと出会ったのは須坂レジェンド「きくの」でのことだ。壁面にいつも通り、手書きのメニューが無愛想な表情を浮かべている。その傍らにやはり手書きで

    「あたまライス OK」

    の文字。これは試してみねばならぬ。

    

    

    「きくの」

    久しぶりの訪問である。以前は土曜日にお邪魔することが多かった。平日は車が駐車しづらいので避けていた、というのがその理由だが、昨年末から土曜日が多忙となってしまい、すこし縁遠くなってしまっていたのだ。今回、平日昼過ぎにたまたま前を通りかかったところ、一台分がバッチリ空いていたので急遽ランチタイムとする。内部はいつもと変わらぬ、マスターひとり幽玄揺蕩うがごとき空間が待っていた。

    

    「ポークソテー丼 あたまライスver.」400円

    醤油・酒・みりんで甘辛く仕上げられた、和風のポークソテーはこの価格の割に、というよりこの価格では絶対に出来ないだろう、といったボリュームである。丼ものであれば、このタレが熱いご飯にしみ込んで美味いのだろうが、今回はあえてセパレートタイプで発注した。雅な空気を浴びずに、物好きはやっていられないだろう。煮物2種に漬け物といった、いつも通りの小鉢ものと、メインディッシュは丸いご家庭用の丸皿にマヨネーズのかかった千切りキャベツにポークソテーのタレが染み渡って美味い。

    

    

    あたまライス、まぁ要するに普通の定食なのだが、あえて名乗りを変えるだけで妙な新鮮な味わいが加味されてよろしい。次回はなにをあたまライスしてもらおうか。とても楽しみである。

    #定食

店舗情報

長野県須坂市須坂1453−11 ぱるぱるストリート
今日不明