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塩羊羹袋小(新鶴本店 (シンツルホンテン))の口コミ/評判

レビュー一覧(2)

  • 塩羊羹袋小(新鶴本店 (シンツルホンテン))
    chadchad
    4.02021/12/20

    新鶴本店@下諏訪町(長野県) 新鶴塩羊羹紙袋小950円 5×15cm 包み紙で包装されているタイプ。真空パックではないので、7日程度の賞味期限です。ねっとりとした舌触りと食感。しっかりと効いた塩味が美味しいさっぱり羊羹。諏訪大社下社の脇坂にある老舗和菓子店。現地のみの販売と言うのもレア度高くて萌えポイントです。日曜昼下がりに15人以上の行列ができていました。羊羹は、紙袋、紙箱、木箱の小中大、小分けパックのバリエーション。名物もちまんじゅうは予約制でしょうか、売り切れとなっていました。他に和菓子もありました。 #スイーツ #羊羹 #甘味 #塩羊羹 #和菓子

  • 塩羊羹袋小(新鶴本店 (シンツルホンテン))
    aratakondoaratakondo
    4.02019/10/25

    下諏訪町「新鶴本店」諏訪と塩羊羹

    場所 長野県諏訪郡下諏訪町横町木の下3501

    電話 0266-27-8620

    駐車場 あり

    

    古い街には長い時間が経過しているからこそ、面白い変なものがある。といったのは司馬遼太郎だった。たしか「竜馬がゆく」だったと思うが、京都の居酒屋で登場する小鉢料理を"面白い変なもの"として紹介している。

    

    「たくあん漬けを水で戻し、塩を抜いたものを甘辛く煮つけただけのもの」

    というものを栄養もなにもない、ただ何となく変なものとして紹介している。池波正太郎と比較して、食の描写が多くはない司馬作品の中で、出色の食物として記憶している。じつに美味そうではないか。

    

    諏訪は長野県いや信濃国(科野國)の中でももっとも古くから知られている地域だ。なにしろ古事記に記されている大国主命の"国譲り"に登場するのだ。

    天照大神の命により、葦原中国の明け渡しを迫られる大国主神とその家族たち。父と長男は受け入れたが、納得のいかない次男(建御名方神)は反抗するが、天照大神の家来(建御雷神)にやり返され逃げてきたのがこの諏訪であったという。事実はどのようなものだったかは不明だが、よほどの大昔から知られた地であったのだろう。

    

    だから、というわけではなかろうが、この地には面白いものがたくさんある。諏訪湖の地形からできるという「御神渡り」もそうだし(温暖化の影響で近年はあまり見られなくなってしまったが)、江戸時代に作られたという作者不明の「万治の石仏」、6年間隔で行われる「御柱祭」もユニークな祭りといえよう。

    

    

    「新鶴」

    諏訪大社 下社秋宮すぐ脇にある和菓子屋である。様々な生菓子が扱われているが、私の目当てはただひとつなのだ。

    

    「塩羊羹」

    小豆を柔らかく煮込み、裏越しして砂糖・水飴を加え練り上げて、という行程は通常の羊羹となんらも変わらないのだが、これは極端に甘味を控え、ほのかな塩味を加えたものだという。塩羊羹は他にいくつかあるようだが、やはり品・格ともにこちらが一番美味いと思う。

    

    御柱祭は木落としのみ知られているが、じつは4月から6月の3ヶ月間に渡って行われる、かなり壮大な祭礼なのである。腰を据えてみてみたいものだが、三月もかかるとあってはできるわけもない。そのうち引っ越してしまおうか。

    #スイーツ

店舗情報

長野県諏訪郡下諏訪町横町木の下3501
今日08:30~18:00
0266278620