みそラーメン(八龍 千代田店)の口コミ/評判
メニュー情報
レビュー一覧(3)
- 5.02023/11/21sour_guava_iv8
- 4.02023/9/15suna8
『みそラーメンともやしの関係性』
“ラーメン屋の店主がオススメするラーメン屋”第2弾。ってシリーズではないけど、前回は名古屋の日比野にある「あおば」(醤油・塩)の店主オススメの「錦城」で担々麺を食べて美味しかった。今回は豊田市にある「はちまる」(味噌)の店主激推しのこの店「八龍」にお邪魔しました。結論から書けばこの店の味噌ラーメンは大変美味しかった。やはり究極の口コミは“店主レコメンド”かも知れない。
この店の味噌ラーメンを食べてて思ったのは、味噌ラーメンはスープが命だということ。他の種類のラーメン以上にスープにウェイトがかかっている。何故か考えると、やはり日本人は普段から味噌汁など味噌を使った料理を飲食しているからではないかと思う。味噌に慣れ親しんでいるからこそ、味噌の風味に敏感なのでは、と。
そしてトッピングのもやしの存在も無視できない。なぜなら……
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この店は実質的に味噌ラーメン専門店と言っていい(醤油や塩もあるが)。客の9割が味噌ラーメンやそのオプション指定(味噌バターが人気)を頼んでいた。って、初回の滞在のうちにそんなたくさんのデータが取れたわけではないので半分推測だが。
店内のメニュー掲示はこうなっている。
●みそラーメン
●しょうゆラーメン
●塩ラーメン
●バターラーメン
●チャーシューメン
●ビール
●缶ビール
●ライス(大、小)
●キムチ
●焼豚のみみ
なぜか「塩」だけが漢字だ、ってポイントはそこではなく、みそラーメンが先頭に表記されている点。いわゆるデフォである。またバターラーメンというのは3種類のラーメンにバターをトッピングしたもので「バターラーメン」というのは存在しない。あくまで「みそバター」や「塩バター」という組み合わせで存在する。要は50円でバターがトッピング出来るという話。(知らないと混乱しそう)
そういう意味ではチャーシューメンも同じだろう。100円でチャーシュー増しになるはず。(標準は1枚だが何枚増量になるのかは不明)
メニュー表にはないが、おそらく“バター+チャーシュー増し”も出来るのではないかと思う。一般に言う特製とか全乗せ的な指定だ。その場合はおそらく1,050円になりそうだ。
また麺の大盛り指定もメニュー外で存在する。複数の客が指定していた。この場合の追加料金は不明。たまに麺大盛りは無料という店あるがこの店はどうなんだろう。大盛りに関しては個人的には興味ないが。
あと特筆すべきなのがトッピングだ。
・もやし
・チャーシュー
・ネギ
・メンマ
比較的シンプルな構成で主役はチャーシューではなく“もやし”なのだ。実際、チャーシューはおまけ程度の大きさと薄さでちょっと寂しい。メンマも然り。この2つのトッピングは他店では重要なポジションを占めていたりもするが、この店ではあくまで脇役。
このもやし、主役だと思ったのはその量だけではなく作り方に理由がある。というのも調理担当の男性がなぜか一生懸命に中華鍋を振るのである。最初、メニュー外にチャーハンでもあるのかと思うくらい中華鍋の調理音が聞こえてくるのだ。
たかがもやし、されどもやし。
炒めているのだろうけど、実際に食べてみるとそんな風味ではなく一種のアルデンテ状態(半生)なのである。しなってはおらずシャキシャキ感がしっかりと残っている。
この短めにカットされたもやしが全体の食感を締まったものにしていると思う。主役と書いたがもちろんラーメンの主役はスープであり麺である。全体から見たらもやしは脇役、というか名脇役なのだ。(この顕著な例が「ラーメン福」のラーメンだと思う)
この店のラーメンの作成手順はこうだ。
①茹で器のテボに麺を投入
②スープに味噌を溶き入れて加熱し丼に注ぐ
③中華鍋でもやしを調理
④丼に麺を投入
⑤ネギとメンマをトッピング
⑥もやしをトッピング
⑦チャーシューを乗せて完成
(バターラーメンの場合はチャーシューの上にバターを乗せてからトッピング)
ぼんやり見ていただけなので多少間違いがあるかも知れないが、大体こんな感じ。基本的な製造単位は2人分のようだ。(違う時もあるが)
もう一つ特徴的なポイントとしては、ラーメン丼にある。かなりしっかりした陶器製のもので持つと非常に重たい(ラーメン店最重量級)。完食前にスープを飲み干すために持ち上げようとしたら「え?」となった。これ、スタッフも扱うのが大変ではないかと思うのだが、店側に何か思うところがあるのだろうか。
また内側がすり鉢仕様になっているので(というか全体的にすり鉢そのもの?)、割り箸の先端のエッジが引っかかる(というか削れる?)ことがしばしばあった。本当に削れるわけではないだろうけど、これも何か理由があるのだろうか。
ラーメン丼自体、陶器としては何焼きなんだろう。以前行ったラーメン屋で、丼が有田焼だったので店主にその点を聞いたら目を輝かせてラーメン丼について解説してくれたが、この店の丼に関しても聞いてみたい気がする。
この日のスタッフは4人。オトーサン、オニーサン、オネーサン、そしてバイト君だ。(全て仮称)
バイト君はまだまだ仕事に慣れてない感じなので新入りだと思われる。オニーサンやオネーサンに色々と指示されていた。
バイト君→ホール
オニーサン→調理メイン
オネーサン→レジ、ホール
オトーサン→調理サブ
客の負荷が少なくなるとオトーサンはどこか行ってしまう感じだ。(知らんけど)
私の数分後に若い一人の女性客が来てカウンターの2つ左隣に座って、慣れた感じで「みそと焼豚のみみと缶ビール」と注文していた。こういう女性客もいるんだな、ラーメン屋で一人昼呑みする人が。って自分も缶ビールを飲んでいたけどね。(絡める状況ではなかったのが惜しかった←飲み屋じゃないし)
なお、いまだに「黙食」の掲示やパーティションがあるのはちょっと気になった。スタッフは全員ノーマスクなのに。もうそろそろ他店と同じように整理してもいいと個人的には思うのだが。
支払いは現金オンリー。駐車場は店舗前に3台半分。
今日は八龍ラーメン
美味しかった!