カツ丼(並)(とんかつ七兵衛 三宮店)の口コミ/評判
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レビュー一覧(2)
- 5.02023/9/12suna8
- 5.02023/9/12suna8
#かつ丼専門店
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“ベストオブカツ丼”
〜計算し尽くされたカツ丼〜
券売機の前で、何を選ぶか多少迷ったが、初回訪問の原則として結局デフォのメニューを選択した。券売機の左上のボタンだ。
"かつ丼(並) 650円"
この店はカウンターのみの狭小店舗で、うまいことに、ドアの左横にある小窓から覗くと、店外からカウンターの混み具合がチェックできる。座れるかどうかをドアを開ける前に確認できるので、座れると判断してからのチケット購入も可能なのだ。
私がこの店の前に立ったのが、平日の11:56。その時に小窓からのぞいた時には、ちょうど半分ほどの混み具合で、これなら余裕でいいや、と思ってチケットを買い、入店した。
果たして店内は狭小で奥に長い、いわゆる"うなぎの寝床"と言った表現がズバリ当てはまる。年季の入ったハイチェアに座ると、背中側にある通路は人一人がギリギリ通れる感じになる。しかも荷物置き場がないので、コートやカバンをどこに置こうか悩むことになる。私の時は横の席が空いていたので、その上に微妙なバランスで置いたが、客が来たらどうしようかと思いつつ配膳を待っていた。
カウンター越しにオネイサンにチケットを渡すと、さっそくかつを揚げ始める。最も入り口側に位置するカウンター席に座った(相変わらずカウンター席の端に座る私だった)ので、フライヤーが透明のパーティション越しに見る。油の中で美味しそうに揚がって行くとんかつを見ながら配膳を待つ。約5分でカウンター越しに丼が渡される。
この店では、レンゲでかつ丼を食べるようで、丼に普通より細長い黒いレンゲが乗せられて来る。なのでカウンターには七味などはあっても箸立てはない。確かに狭いカウンターでは箸立ても邪魔になりそうだが。
さて、実食。
ビジュアルは予想以上に素晴らしく食欲を増進させるものとなっている。丼は浅型のプラスチック製で、表面積が広く確保でき、実はこれが食べやすさに繋がっていたりする。これ以降は独自の分析となる(つまり、勝手な思い込み)。
広口で浅目の丼にご飯が通常より平らな感じで入れられ、その上の14分割されたかつが乗っている。もちろん玉ねぎも乗っているがかつの下に隠れて、かつと卵で構成されたビジュアルを邪魔しない。卵はたっぷり2個分を使ってるとのこと(玉子Wと表現されていた)で卵好きにはたまらない。
タレの濃さも適切で、レアな卵とミディアムに揚がって柔らかな食感に仕上がったとんかつのコラボレーションをしっかりと支えている。そして、何より食べやすいのだ。
とんかつが14分割されていると書いが、一般的なかつ丼では、数切れになるように長手方向に対し直角に包丁を数回入れるだけでそれだと細長くなる。その場合、ほとんどのケースでは一口サイズにならず、噛み切って二口で食べたりする。(人にも寄るが)
ところがこの店のかつ丼では、普通に7切れほどに切った後、さらに縦にも切っているのだ。(手順は逆かも知れませんが)
なので、始めから一口で食べられるサイズになっていて、歯で噛み切ったりする必要はない。だから、箸は不要となりレンゲのみで食べることが可能となっているのだ。もし、噛み切りながら食べるようなかつ一切れのサイズだったなら、おそらくレンゲでは食べにくかっただろう。
そして、さらに妄想レベルの分析だが、このレンゲの形とサイズ感が、ちょうどかつ一切れとその下のご飯を一体にすくうのにぴったりなのだ。イメージとしては、ホールケーキを14等分してケーキサーバーで取り分ける雰囲気に似ている。(なんか違うけど許して)
つまり、うまくコントロールすれば、かつ丼の並を14口で食べられるのだ。これが計算された結果なのかどうかは分からないが、全てに辻褄が合うと言うか、説明できてしまうのだ。ほとんど妄想に近い話だとは思うが。
なお、この絶妙なバランスは、デフォのサイズで実現されるもので、ご飯を大盛りにしたり肉厚にしたりすると崩れてしまうと思う。
とにかく、価格と味わいのバランスを鑑みて、ここ数ヶ月の"マイベストランチ"と言えそう。そしてカツ丼ベストである。(現時点)
美味しかったのでまたおじゃました。しかも今回は“カツ断層”を撮るために。(←オヤジ)
やっぱり美味しかった。GJ✌️
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