近江牛のステーキ(多聞 )の口コミ/評判メニュー情報1食べたい3.0¥700多聞 ランチステーキ牛肉近江牛レビュー一覧(1)suna83.02023/9/7“食べ物の撮影禁止”ということで偶然?持っていたスケッチブックに下手な絵を描いたのだが、、、#居酒屋 #立ち飲み #近江牛ステーキ #ステーキ #大阪 #京橋 #大阪ビジネスパーク(以下長文注意)ランチタイムを近所のレトロな洋食屋で過ごしたあと(と言っても、まともには食事をせずに、いわゆる昼呑みしたわけだが)、少しのアイドリングを経て、JR環状線に乗って京橋まで来た。ある投稿内の、とあるキーワードが刺激になったのだ。"撮影禁止"全体的に、昨今の店は撮影に対して前向きで、毎回、撮影の許可をとってはいるが、気軽に「いいですよ」という店がほとんどで、中には「どんどんお願いします」とか「キレイに撮って下さいね」などと言われたりもする。逆に、そう言われるとちょっと緊張しちゃったりして。今回訪れたこの店は、かなり前にTV放映されたのだが、偶然鉄道ネタだったので、レコーダーに自動録画されて残っていたもので、飲兵衛芸能人の三田村邦彦と鉄女の斎藤雪乃が、この店を訪れて美味しそうな近江牛のステーキをアテに飲んでいたのが印象的だった。いつかは行かねば、と思っていたら"撮影禁止"の投稿に出会ったわけ。京橋駅界隈にはたくさんの店があり、よりどりみどり状態なので、何回も京橋駅で降りたことはあったが、なかなかこの店にはたどり着けなかった。今回は、ピンポイントでロックオンしていたので、視認した時には「ここなんだぁ」と、ちょっと感動してしまったほど。私がこの店の前に着いたのは14:50頃だったが、なぜか両隣の店はほぼ満席状態だったのに対し、この店は客がいなかった。え?事前にイメージしていた感じと違うじゃん、とは思ったが、実は私は空いている店の方が好きなのだ。この時点で混んでいたら、もしかしたらパスしていたかも知れない。L字型のカウンターには、当然ながら椅子はない完全な立ち飲み屋です(唯一店外に椅子ありのテーブル席があったようだが)。私はカウンターの一番奥のあたりに陣取った。「とりあえず瓶ビール大瓶ください」『アサヒとキリンがありますが?』「キリンでお願いします」カウンターで囲まれている厨房内には、女性が3人働いていた。平均するとまあまあですか(なにが?)。若いからか場所柄か、はたまたそういうマニュアルなのか、オヤジのノリには全く反応しない雰囲気。ただただ仕事をこなす感じで、スタッフ同士はフランクに話しているのに、客とはあまり絡まない。(ま、しょうがないか)そういう店もあるとは思うので、諦めてアテを何にしようかと考え始めた。「この店には、去年の12月に三田村邦彦が来たんだよね。その時食べたものと同じのが欲しいんだけど?」無理な注文を、スタッフの中で一番美人の彼女に告げた。『たぶんステーキだと思いますが』「じゃあ、それちょうだい」振り向くと、壁には三田村邦彦の千社札が貼ってあったり。もう少し食いつくかと思いきや、あっさりスルーされてしまった。(こいつは手強いぞ)じゃあ、作戦第二弾です。「ここに"許可なく撮影禁止"って書いてあるけど、許可を貰えばいいの?」普通ならそう考えるでしょうけど、スタッフは 別の答えを用意していたのだ。『料理の撮影は一切禁止です』私は今までの経験から、店内の撮影は禁止だけど料理の方はいいのかと思っていたので、ちょっと面食らった。でも、オヤジはタダでは引かない。「じゃあ、この後ろの壁なんかは(写しても)大丈夫なの?」『そういう(風に聞いてきた)人は今までいなかったですが』これは肯定と受け止めるべきだろうけど、まあ無理して撮影するまでもないかと思い、その時にはあえて写真は撮らなかった。入店当初は一人だった店内は、やがて混み始めた。途中で『奥に少しずつ詰めてください』と言うスタッフの声も出るほど。そしていつの間にか、私の隣には中年カップルが、その隣にはリタイア組が陣取っていた。私がわざとらしく、出てきた近江牛ステーキを、あらかじめ用意していたスケッチブックにイラストとして描いていたら(撮影禁止の法廷内をスケッチするイメージ)、隣のカップルからツッコミ?が入った。『(店の指示に従い、撮影せずに)イラストなんて紳士ですね』「そうでもないですよ。わざとらしく描いているだけですわ、撮影禁止に抵抗して」この会話がきっかけで、このカップルとは、およそ2時間にわたって盛り上がった。撮影禁止が思わぬ効果を発揮したという感じで、スタッフのノリの悪さもあって、客同士が交流し盛り上がる環境だったのだ。(ちなみに、今回の関西弁講座は「知らんけど」だった。)結果、腹筋がかなり鍛えられた。特に女性の方(イニシャルはS)は、吉本の芸人に勝るとも劣らないマシンガントークで、間に挟まれたダンナ(?)を無視して、私をボケ役としてリアルな漫才を披露してくれたのだ。ところが、前半は関係ないフリをしていたダンナ(?)も、酔いが回って来たのか参戦し始めて、最後の方では3人でトリオ漫才状態。お店の方、うるさくてごめんね。そのカップルは、この店に何度も来ているとのことで、オススメを聞いたら「肉吸い」と答えたので、私も〆にいただいたが、メッチャ美味しかった。そして。普通は、客同士の会話は隣だけで終わるのだが、さすが大阪です。そのカップルのさらに隣からもツッコミが入ってきた。どうやらその老人は名古屋に何かトラウマでもあるようで、私の話の内容から私を名古屋人だと判断したその人は、『あの生煮えの味噌煮込みうどんはいかん』などと、間の二人を飛び越して、私の方にツッコミを入れて来るのだ。もちろん、私も名古屋人として応酬したが、とにかく、老若男女入り混じっての会話のバトルが非常に楽しかった。しまいには、(いろいろあって)中年カップルのダンナ(?)の頭をハタく関係にまでになったが、先に帰っていった彼らを見送ると、次には別の老夫婦が横に来た。最初は、絡むことはないかと思って、これまでとは打って変わって静かに一人呑みしていたが、TVで相撲中継が始まった途端に、その夫婦とさらにはその隣の若い人とも、相撲論議に花が咲いたのだ。大阪の立ち飲み屋では、ゆっくりと一人呑みはさせてくれないらしい。もうこうなったら、"郷に入れば"状態で、酔った勢いもあって、トコトン大阪人と付き合うことにしたのである。結局、1軒の立ち飲み屋に3時間いることになった。店舗情報多聞 大阪府大阪市都島区東野田町3-2-11今日14:00~23:00京橋 / 大阪城公園 / 大阪城北詰 / 大阪ビジネスパーク0663565506
“食べ物の撮影禁止”ということで偶然?持っていたスケッチブックに下手な絵を描いたのだが、、、
#居酒屋 #立ち飲み #近江牛ステーキ
#ステーキ #大阪 #京橋 #大阪ビジネスパーク
(以下長文注意)
ランチタイムを近所のレトロな洋食屋で過ごしたあと(と言っても、まともには食事をせずに、いわゆる昼呑みしたわけだが)、少しのアイドリングを経て、JR環状線に乗って京橋まで来た。ある投稿内の、とあるキーワードが刺激になったのだ。
"撮影禁止"
全体的に、昨今の店は撮影に対して前向きで、毎回、撮影の許可をとってはいるが、気軽に「いいですよ」という店がほとんどで、中には「どんどんお願いします」とか「キレイに撮って下さいね」などと言われたりもする。逆に、そう言われるとちょっと緊張しちゃったりして。
今回訪れたこの店は、かなり前にTV放映されたのだが、偶然鉄道ネタだったので、レコーダーに自動録画されて残っていたもので、飲兵衛芸能人の三田村邦彦と鉄女の斎藤雪乃が、この店を訪れて美味しそうな近江牛のステーキをアテに飲んでいたのが印象的だった。
いつかは行かねば、と思っていたら"撮影禁止"の投稿に出会ったわけ。
京橋駅界隈にはたくさんの店があり、よりどりみどり状態なので、何回も京橋駅で降りたことはあったが、なかなかこの店にはたどり着けなかった。今回は、ピンポイントでロックオンしていたので、視認した時には「ここなんだぁ」と、ちょっと感動してしまったほど。
私がこの店の前に着いたのは14:50頃だったが、なぜか両隣の店はほぼ満席状態だったのに対し、この店は客がいなかった。え?事前にイメージしていた感じと違うじゃん、とは思ったが、実は私は空いている店の方が好きなのだ。この時点で混んでいたら、もしかしたらパスしていたかも知れない。
L字型のカウンターには、当然ながら椅子はない完全な立ち飲み屋です(唯一店外に椅子ありのテーブル席があったようだが)。私はカウンターの一番奥のあたりに陣取った。
「とりあえず瓶ビール大瓶ください」
『アサヒとキリンがありますが?』
「キリンでお願いします」
カウンターで囲まれている厨房内には、女性が3人働いていた。平均するとまあまあですか(なにが?)。若いからか場所柄か、はたまたそういうマニュアルなのか、オヤジのノリには全く反応しない雰囲気。ただただ仕事をこなす感じで、スタッフ同士はフランクに話しているのに、客とはあまり絡まない。
(ま、しょうがないか)
そういう店もあるとは思うので、諦めてアテを何にしようかと考え始めた。
「この店には、去年の12月に三田村邦彦が来たんだよね。その時食べたものと同じのが欲しいんだけど?」
無理な注文を、スタッフの中で一番美人の彼女に告げた。
『たぶんステーキだと思いますが』
「じゃあ、それちょうだい」
振り向くと、壁には三田村邦彦の千社札が貼ってあったり。もう少し食いつくかと思いきや、あっさりスルーされてしまった。
(こいつは手強いぞ)
じゃあ、作戦第二弾です。
「ここに"許可なく撮影禁止"って書いてあるけど、許可を貰えばいいの?」
普通ならそう考えるでしょうけど、スタッフは 別の答えを用意していたのだ。
『料理の撮影は一切禁止です』
私は今までの経験から、店内の撮影は禁止だけど料理の方はいいのかと思っていたので、ちょっと面食らった。でも、オヤジはタダでは引かない。
「じゃあ、この後ろの壁なんかは(写しても)大丈夫なの?」
『そういう(風に聞いてきた)人は今までいなかったですが』
これは肯定と受け止めるべきだろうけど、まあ無理して撮影するまでもないかと思い、その時にはあえて写真は撮らなかった。
入店当初は一人だった店内は、やがて混み始めた。途中で『奥に少しずつ詰めてください』と言うスタッフの声も出るほど。そしていつの間にか、私の隣には中年カップルが、その隣にはリタイア組が陣取っていた。
私がわざとらしく、出てきた近江牛ステーキを、あらかじめ用意していたスケッチブックにイラストとして描いていたら(撮影禁止の法廷内をスケッチするイメージ)、隣のカップルからツッコミ?が入った。
『(店の指示に従い、撮影せずに)イラストなんて紳士ですね』
「そうでもないですよ。わざとらしく描いているだけですわ、撮影禁止に抵抗して」
この会話がきっかけで、このカップルとは、およそ2時間にわたって盛り上がった。撮影禁止が思わぬ効果を発揮したという感じで、スタッフのノリの悪さもあって、客同士が交流し盛り上がる環境だったのだ。
(ちなみに、今回の関西弁講座は「知らんけど」だった。)
結果、腹筋がかなり鍛えられた。特に女性の方(イニシャルはS)は、吉本の芸人に勝るとも劣らないマシンガントークで、間に挟まれたダンナ(?)を無視して、私をボケ役としてリアルな漫才を披露してくれたのだ。ところが、前半は関係ないフリをしていたダンナ(?)も、酔いが回って来たのか参戦し始めて、最後の方では3人でトリオ漫才状態。お店の方、うるさくてごめんね。
そのカップルは、この店に何度も来ているとのことで、オススメを聞いたら「肉吸い」と答えたので、私も〆にいただいたが、メッチャ美味しかった。
そして。
普通は、客同士の会話は隣だけで終わるのだが、さすが大阪です。そのカップルのさらに隣からもツッコミが入ってきた。どうやらその老人は名古屋に何かトラウマでもあるようで、私の話の内容から私を名古屋人だと判断したその人は、
『あの生煮えの味噌煮込みうどんはいかん』
などと、間の二人を飛び越して、私の方にツッコミを入れて来るのだ。もちろん、私も名古屋人として応酬したが、とにかく、老若男女入り混じっての会話のバトルが非常に楽しかった。
しまいには、(いろいろあって)中年カップルのダンナ(?)の頭をハタく関係にまでになったが、先に帰っていった彼らを見送ると、次には別の老夫婦が横に来た。最初は、絡むことはないかと思って、これまでとは打って変わって静かに一人呑みしていたが、TVで相撲中継が始まった途端に、その夫婦とさらにはその隣の若い人とも、相撲論議に花が咲いたのだ。
大阪の立ち飲み屋では、ゆっくりと一人呑みはさせてくれないらしい。もうこうなったら、"郷に入れば"状態で、酔った勢いもあって、トコトン大阪人と付き合うことにしたのである。
結局、1軒の立ち飲み屋に3時間いることになった。